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映像業界で忍者(Ninja)といえば
今朝の新聞に「海外検索 忍者>東京」という記事が掲載されました。それによると、
グーグル日本法人は、2014年から17年の間に海外で「忍者」について検索された件数が、「空手」の5倍、「相撲」の7倍、「柔道」の9倍だったと明らかにした。検索件数は「数字が独り歩きしてしまうと良くない」として非公開だが、「東京」より多かったという。(中日新聞 2018/7/28)
とあります。海外の人はまだまだ日本といえば「忍者」ということのようです。では他にも「芸者」とか「富士山」とかはどうなんだろう?などと考えてしまいますが、順位を見ると1位「忍者」、2位「侍」、3位「桜」、4位「着物」、5位「空手」と続いています。
映像業界のNINJA
映像の世界ではNINJAといえば ATOMOS NINJA のことを思い浮かべる人は多いでしょう。ATOMOSは収録機能付き映像モニターを製品化し、世界中で販売しているメーカーです。一眼のデジタルカメラの上に液晶モニターを載せて撮影している姿を見かけることがありますが、その場合ATOMOSを使用している人はかなり多いです。やはり、モニターが見やすいことと、収録もできることが大変魅力的ですね。企業VPやテレビCM、ドキュメンタリー番組などあらゆる現場で重宝されている製品です。私も以前一眼のデジタルカメラでドキュメンタリー番組の撮影をしていた時、ATOMOS NINJAを愛用していました。当時はまだATOMOSが新進企業だった頃で、NINJAも使用時間が長くなると発熱が随分気になり、途中で手放すことになりましたが、使い勝手はとても良かったです。
さて、ATOMOSはオーストラリアの会社ですが、社長が以前日本で働いていたこともあり、かなりの日本贔屓と思われます。以前社長にお会いしたことがありますが、気さくでとても素敵な方でした。そんなATOMOSが出している製品にNINJA(ニンジャ)シリーズがあるのです。
NINJA INFERNO(ニンジャ・インフェルノ)
NINJA INFERNO は、4K60pのApple ProRes/Avid DNx収録に対応したモニター一体型レコーダーで、SDI端子のないHDMI入出力専用機です。付属品を簡易化しリーズナブルにした仕様となっています。FLAMEシリーズやSHOGUN INFERNOにて採用している高輝度液晶や、デュアルバッテリースロットも搭載。GH5や、FS7などと組み合わせて気軽に4K60p収録/HDRモニタリング環境を構築することができます。
NINJA FLAME(ニンジャ・フレーム)
こちらはNINJA INFERNOの廉価版。HDMI入出力の7型モニターに4K30p対応の収録機能を搭載。Apple ProRes/Avid DNx収録に対応しています。1500nitの高輝度液晶を搭載したHDR対応モニター 一体型レコーダーです。NINJA FLAMEは、デジタル一眼をはじめ、4K収録/Logガンマ収録に対応したビデオカメラをアップグレード。HDR対応パネルは撮影時の失敗を防ぎ、グレーディングに有利なProRes形式で収録できます。60p収録はできませんが、その分価格が抑えられています。
ATOMOS では、他にも SUMO(相撲), SHOGUN(将軍)といったシリーズもリリースしています。この次に新シリーズが登場するとすれば、やはり SAMURAI(侍) でしょうか?