ドキュメンタリー動画のコツ「情報量と画にある深い関係」

ドキュメンタリー動画のコツ「情報量と画にある深い関係」

一般的に「広い画」には多くの情報が含まれています。
みかんの山と、その中にあるひとつのみかんでは
情報量は前者の「みかんの山」のほうが情報量が多いわけです。
よって広くなればその分情報量が増えて
認識されるまでに時間がかかることになります。
見るべきものがたくさんあるからです。

場所の説明をするときはよく
「外観」~「看板」
という繋ぎがありますが、
そのとき「外観」よりも「看板」は時間を短く編集されます。
それは同じ場所の
「ある一部分のクローズアップ」
であるから認識時間が短くすむという理由なのですね。
これを同じ秒数で繋ぐと今度はダレた感じに見えてしまうのです。
ですから基本的にはファーストカットは長めに、
あとはそれより短めに繋ぐ場合がほとんどなのです。

さらにこの話はHD(ハイビジョン)と
SD(スタンダード)でも同じようなことがいえます。
同じものを撮影した素材でもHDだと
長々と視聴に耐えうる画となるのです。
それだけHDは情報の密度が高いといえます。
もしホームビデオで既にハイビジョンをお持ちの方は
そのあたりに気を配って「じっくり」撮影されてはいかがかでしょうか。

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