コロナ禍の採用活動はこのように『DX化』を進めるべし〜WEB説明会編〜

コロナ禍の採用活動はこのように『DX化』を進めるべし〜WEB説明会編〜

MVJコラム

こんにちは。株式会社モーションビジュアルジャパンです。まだまだ寒さ厳しいこの頃ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今年は雪もかなり多く降っていて、雪かきに奔走されていた方も多かったと思います。

さて、今回は前回に引き続き採用活動のDX化についてお伝えしていきます。コロナの影響により、採用活動は企業側も応募者側も大きな変化を余儀なくされています。特に企業側としては、大手で誰もが知るブランドであれば、そこまで採用率に大きな変化がないものの、中小企業の場合、かなり厳しい採用率となっているという実情があります。そのため、かなりの工夫が求められるのです。今回のブログでは、具体的にどのような工夫として、採用活動のDX化、その中でも説明会に焦点を当ててお伝えしていきます。

採用活動、説明会の実情に関して

アメリカ国立訓練研究所が行った学習度に関する研究結果によると、対面で一方的に話を聞くセミナー形式の場合、記憶への定着率はわずか5%だと言います。これがさらにWeb説明会となると、「自宅からの参加で集中力が上がらない」「画面を介したコミュニケーションは理解しにくい」などの理由により、さらに理解度を下げてしまっていると推測できます。説明する側にとっても、その場の雰囲気や応募者の表情などを読み取りながら説明をするのがこれまでのスタンダードでしたので、「相手に合わせたコミュニケーションが難しい」というのが、オンライン面接及び説明会におけるボトルネックになっているのではないでしょうか。

Web説明会には「録画配信型」と「ライブ配信型」の2タイプありますが、録画配信型は言わずもがな、ライブ配信型ではチャット機能を使って質問を受け付けられますが、応募者数によっては、すべての質問への回答は難しいでしょう。対面での説明会のように、終了後の個別質問の機会も設定しにくいため、参加者の疑問を解消できず、理解度を下げてしまうのです。

また言語化しきれない、いわば「会社の雰囲気を掴めないこと」も大きなネック。会社のエントランスを通って社内の雰囲気をある程度感じ取ったりできますが、Web説明会では受け取る情報が圧倒的に少なくなってしまいます。企業の社風や社内の雰囲気をつかみきれないことで、参加者は自分に合っている企業なのかを見分けるのも難しくなっているようです。

そして、学生たちからは「同じようなコンテンツばかり」という声も。Web説明会に参加すればするほど、同じようなコンテンツばかりで企業の特徴がわかりにくいと感じる就活生も多いようです。一度飽きてしまえば集中力は低下し、自ずと理解度も下がってしまいます。特に、録画配信型のコンテンツは多くの企業が導入しているため、就活生は「つまらなさそう」と感じたら離脱してしまい、すぐに別の企業の説明会動画に移ってしまうことも考えられます。

これらの課題を解決するためには?

Web説明会での理解度を上げ、人材の確保をしていくためにはコンテンツの工夫や選考につながる導線の設計が必要です。詰まるところ、このブログ読者にとってはお馴染みですが、企画力が全てとなります。では、その企画をどうするのか、ライブ配信型と録画配信型をどのように使い分けるのかをお伝えしていきます。

ライブ配信型

ライブ配信については「リアルタイム」で進行していることが何より違いとなります。それは「社風や社内の雰囲気」にとどまらず、参加者とリアルにコミュニケーションがとれるのが強み。会社の「今」をズバリ見せることができますので、最新の情報、例えば新製品の発表や株主総会などにも向いているかと思います。また、ライブ配信は事前に告知することが必須となりますので、誰にでも届けられるわけではありません。関係者や事前登録者といったすでに興味関心やリレーションがすでに構築された視聴者に限られますので長時間の配信に向いています。

録画配信(収録)型

録画配信(収録)型については、アーカイブとして真価を発揮します。ライブとは異なり、事前告知をしても良いでしょうが、それよりも公開後の告知が大切です。録画配信の場合は映像を編集して公開する流れとなりますので、コンパクトにまとめられた動画が好まれると思います。YouTubeでは10分程度の動画が一番多いのではないでしょうか?YouTubeの場合は10分以上の動画を作ることで広告収入の効率が高くなるのですが、就活生の呼び込みや視聴回数を増やすことを目的にするのであれば、「短い動画」を「定期的」に配信していくことでファンが増えていきます。就活生向けのコンテンツでしたら例えば「社長インタビュー」「社員インタビュー」「職場紹介」「会社案内」「社員の1日」など小分けにして、動画を沢山用意します。ライブ配信で会社説明会をする場合でもこうした短い動画を適宜挟み込むことで退屈しづらい内容にすることもできます。

いかがでしたでしょうか? 今回はコロナ禍で急増したWebのオンライン説明会に特化した内容でお届けしました。次回は、Webのオンライン面接に特化した記事をお届けする予定です。乞うご期待ください。

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