広報担当者必見!企業向け動画編集を知る

広報担当者必見!企業向け動画編集を知る

MVJコラム

オリンピックも終わり、少しずつ涼しさも増してきた今日この頃。夏休みも終わり、のんびり過ごせた時間も終わって皆様、いかがお過ごしでしょうか? 夏休みもオリンピックも終わっても、コロナだけは相変わらず元気に続いていますね。もうたまったものではありません。

さて、本日は動画編集について詳しくお伝えをしていきたいと思います。そうは言っても、本当に大切なことは文章で読んだとしても把握しきれるものではありませんし、実践的に知識を活用しきれるものでもありません。そこで、今回は動画編集を知り、学ぶための手法をご提案していきます。実際にさまざまな動画を学び、実際に動画制作する。必要に応じてレベルアップをしていく。結局のところ、これしかありません。

まずは必要最低限、映像とは何かは知っておく

映画の歴史、映像というものがどういう仕組みで誕生しているのか、映像信号がどうなっているのか? 映像はどうやって映し出されているのかなど。最低限とは言いつつも、それだけでも学ぶべきことは多いように思います。映像の歴史なんて学ぶ意味あるの?というお声もありそうですが、意外と歴史やルーツには、映像の本質的な知識が詰め込まれています。

忘れちゃいけない放送禁止用語

動画編集を行う上で、絶対に忘れてはならないこととして放送禁止用語というものがあります。基本的には、差別用語がNGという原則があるものの、意外と見落としてしまいがちです。つい最近でもメンタリストでYouTuberのDaigoさんが炎上していましたが(意図的に話しておられたので見落とすという観点とは違うかもしれませんが)、当たり前のように使っていた言葉が、実は放送禁止用語に該当することがあります。例えば、外人という言葉。当たり前に使ってしまう人もいるかと思いますが、実はこれも放送禁止用語です。他にもスチュワーデス。意外ですが、スチュワードが男性を指す言葉、スチュワーデスというのは女性を指す言葉であり、性差別用語のため現在では使えないのです。

意識して使わないと、ついついやってしまうことがあります。たとえ、テレビ局関係者の方でも見落としてしまうことがあると言います。素人であれば尚更日頃から注意が必要かと思います。難しいのは、おなじ言葉であっても、誰が言ったのかによって「OK」「NG」も変わってくるということ。例えば、「八百屋」という言葉。ナレーションや当人以外が話す場合はNG、しかしビートたけしさんが話す「ウチはペンキ屋」はOK。そもそもの前提として、「屋」という言葉自体、蔑む言葉として認識されているのでNGなのですが、ビートたけしさんご自身が自虐として言っているのでセーフというわけです。これだけ聞いてもちょっと難しい話ですよね。意識的に確認しておかなければなりません。

また、放送禁止用語ですからテレビではないYouTubeや動画を撮るのならば、関係ないのでは?という見方をされる方もおられるかもしれません。しかし、放送禁止用語とは一般の方が視聴してクレームが出たものを中心に設定されたものです。だからこそ、動画編集においても注意すべき項目であるといえます。

http://monoroch.net/kinshi/

動画編集は、何を勉強したらいいのか

動画編集について語るには、この2,000字あまりのブログで語り切るには、なかなか難しい部分があります。なので、まず動画編集を行うにあたってはそもそも何を勉強しなければならないのかを把握していただく必要があります。動画編集方法のテクもありますが、まずはこのブログの冒頭でもご説明したように映像の知識が必要です。それから動画編集ソフトの扱い方も学ばなければなりません。映像と同様に音声に関する知識も必要、テロップもデザインセンスや日本語の知識(放送禁止用語など規則)も。さらにいえば、カメラなどの機材についてもある程度知識がないと動画編集技術を深めることはできません。上手な編集とはそうした知識や経験に基づいて完成されるものです。いざこうして列挙してみると、生半可な勉強量では追いつかないことがわかります。

独学で勉強するには?

「じゃあ、独学では何ともならないじゃないか」という声が出そうです。ある程度深いところまでいけば、独学では難しくなってきますが、それこそ動画をあげるレベルのことであれば、実は独学で勉強する方法があります。それは、実際に放映されているテレビや映画など、既存のものをたくさん視聴することです。テレビや映画には、それだけ最先端にして最高峰の技術が集約されているもの。まずはいいものに触れなければ始まりません。

例えば、パソコンの説明を行うテレビ番組を皆さんが視聴されたとします。どういうところでカットを割っているのか。音と絵の使い方は? そもそもインサート動画を流す際は、どのタイミングで何秒入れるのか。そもそも入れるべきなのかどうか。

さまざまなテレビ番組を見て、色々なパターンを学び、まずはできるだけ多くの引き出しを作っておくことが重要です。とにかく、テレビ番組にしろ映画にしろ、最高のスタッフが作った知の宝庫といっても過言ではないでしょう。ちなみに、弊社代表柵木曰く「編集に没頭しはじめると、テレビ番組そのものを、純粋に楽しめなくなる」ということです。それこそが、編集作業にのめり込んでいる状態とも言えるかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか? 今回は、動画編集を行う上で、最低限気をつけるべきこと、何を、どう学べばいいのか、触りだけではありますが、お伝えしました。色々お伝えしても、映像とは結局のところアート的な側面が非常に強い。いかに文字情報だけで情報を仕入れても、実践していただかないことには上達は難しい。今回は、上達させるために抑えてほしいポイントをお伝えしました。ぜひ、皆様のご参考になれば幸いです。

 

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