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採用担当者必見!採用PVをYouTubeで作る意味、そして盛り込むべきコンテンツとは?
こんにちは。株式会社モーションビジュアルジャパン(MVJ)です。先週までのブログで、一通りYouTube開設ができるのではないかと思います。本日からは、具体的なコンテンツの話をしていきます。
実際、企業様が広報活動を行う目的は何が多いのでしょうか。商品PR、イベント告知、CSR活動、事業説明などもあるのでしょうが、実は採用活動に活用されていることも多いです。今回は、採用活動に絞って最新の情報をお届けします。
今回のコンテンツを語る上で、絶対に外せない点なので、あえて脱線します。昨今、人材募集と職場に定着してもらうということが非常に難しい状況となっています。厚生労働省が2020年10月30日に公表した、新規学卒就職者の離職状況(2017年3月卒業者の状況)によれば、高卒者の約4割、大卒者の約3割が就職後3年以内に離職する傾向がここ数年続いています。
あくまでも年齢、能力に、中途よりも差がなくわかりやすい指標として新卒採用を例にあげていますが、障がい者や大学生、高卒者の就職活動支援に取り組んでいるキャリアコンサルタントの話では、転職市場においても概ね新卒採用の離職データとほぼ比例する状況になっているとのことです。つまり、それほど人材の流動化が活発になっており、職場定着率を高めることが非常に難しい時代になっているといえます。勿論個人差はあるのでしょうが、三年といえば、ようやく会社の戦力として貢献できるようになってくる頃です。それ以前の早期離職は教育コスト的にも無駄になってしまいますので、採用PR動画は職場定着まで意識したものにしたほうがよいと考えます。
では職場定着率を阻んでいる早期離職の理由は何でしょうか? およそ半数近くに及んだのが「仕事が自分に合わなかった」であり、43.4%というデータが出ています。入社時に配属された部署・役割で仕事をするうちに、自分との適性が合わないと判断してしまうのです。また、さらに「職場の雰囲気、人間関係が合わなかった」が20%と続きます。
こうしたデータから、「具体的な業務内容」「職場の雰囲気」といったコンテンツをYouTbeに盛り込んでいくのが良さそうです。
実際、前出のキャリアコンサルタントの話では、求職者がハローワークや大手求人媒体で見つけてきた求人に対して、さらにYouTube検索することは昨今スタンダードな企業研究の手段になっているとのこと。動画を見ることによって、テキストベースでは掴みきれない会社の雰囲気や、仕事の流れ、職場環境を確認しているのです。そこで、「採用につなげるための企業PR動画として、盛り込みたいコンテンツ」を提示させていただきました。
具体的なコンテンツ
①「会社創立の経緯と社長の思い」
内容:その会社の理念を社長から語る
このような機会は、これまで会社説明会ぐらいしかありませんでした。何のために、この事業が存在しているのか、自分は何のために働くのか。それを知ることができれば、求職者としてはモチベーション維持にもつながります。また、求職者からすると、就職活動において必ず聞かれる志望動機は毎回難儀しているものだそう。転職新卒採用ともに、求職者は何社も受験しています。その中で、求職者に貴社で働く動機づけをするコンテンツは、求職者としても応募を促しやすくなります。
②「新入社員一日の流れ」
内容:入社して間もない社員の1日密着取材(社員に撮影をしてもらい、その素材を編集するという形でも良いと思います)
ここは新卒採用の場合に有効なコンテンツとなりそうですが、新入社員は基本的に何をしていいか分からないまま入社することを余儀なくされます。そこで、このコンテンツで、ある程度求職者に入社後のイメージを伝えておくのです。また、その新入社員に、最後に今後の展望やキャリアイメージを話してもらうのもよいと思います。また、複数部署に渡って募集をかけている状況ならば、その部署それぞれで撮影をできるとさらに効果的です。
③職場環境
内容:情報流出には十分配慮した上で、職場撮影を行う。
職場のマッチングには、人、業務だけではなく、意外と軽視されがちなのが、職場環境です。しかし、業務遂行にあたっては周囲の音や、人との距離、上司との物理的な距離感、また会社の立地条件などは大きく作用します。
④各部署の役割と業務内容
内容:各部署からそれぞれ1名づつインタビューをし、部署の役割、やりがい、大変さなどを伝える。
大変さまで伝えてしまうのは、正直採用PRとして不適切なのではないかと思われるかもしれません。しかし、その大変さを伝えることも、職場定着率を高めるためには必要と考えます。適切な情報提供は企業としての信頼性を高めることにもつながります。そういった情報の発信こそ、採用した人に長く働いて欲しいという企業スタンスを打ち出すことにもなるからです。
いかがでしたでしょうか? 本日は、現役のキャリアコンサルタントの協力も得ながらお届けいたしました。
弊社では、テレビ局経験のあるベテランスタッフが丁寧にヒアリングをし、ワンストップで質が高く、お客様のニーズにマッチした動画制作を行っておりますので、ぜひご相談ください。
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