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企業YouTubeチャンネル開設マニュアル【その3】サムネイルを作るコツ
YouTubeチャンネルを運営するにあたり、一番重要かつ特徴的なことは「サムネイル」を製作することかもしれません。視聴者側に立って考えてみると、サムネイルを見て動画を見るかどうか判断する人も多いのではないでしょうか。そこで企業YouTubeチャンネルにとって、知っておきたいサムネイル創作のコツとは何か書いておこうと思います。もしかしたら、「要は内容が面白いかどうかだから、コンテンツのことをしっかり考えておけばいいんだ!」と思っている方もいるかもしれません。私も以前はそれに近い考え方でしたが、色々な方とお話したり情報収集していると、サムネイルで視聴するかどうか判断する方が圧倒的に多いことが分かりました。いつの間には自分もYouTube動画を見るときにタイトルよりもサムネイルを見るようになってきました。やはり、画像で見せることのほうが力があるということだと思います。
まさか自動で選択されたサムネイルではありませんよね?
サムネイルは何もしなければ動画のとある部分を静止画で切り出して設定されます。これをこのまましてしておいては意味がありません。オリジナルでサムネイル用の画像を作って設定していきます。そのままではこれがなんの動画であるのか全く情報が分からないからです。仮に自動で設定されたサムネイルのままにしておいて、それが誰かの目に止まったとしてもスルーされて終わりになる可能性が高いです。「はじめに目につく画像」を魅力的に仕立ててあげることは最重要だと考えて差し支えないと思います。では、以下に具体的なコツを書いていきましょう。
サムネイルは正しいサイズで
ガイドラインでは、基本的にピクセル(横縦のサイズ)が16:9になっていれば大丈夫です。 YouTubeの公式ヘルプでは「横 1,280 × 縦 720」のサイズが推奨されています。 なお、横幅の最小幅は640なので、最小のサムネイルサイズは「縦 640 × 横360」ということになります。通常は「横 1,280 × 縦 720」となりますが、「横 1,920 x 縦 1,080」でも問題なく設定はできます。書き出し形式はjpg,gif,bmp,pngのいずれかで書き出しましょう。その際ファイルサイズが2MB以下にしてください。
背景の写真はベストショットで
サムネイル全体のイメージとなる背景は注意が必要です。なにせ、一番注目されるのはメインビジュアルなのです。これはYouTubeチャンネルのブランドイメージにも繋がりますのでやみくもに選ばず、しっかりと選定してください。YouTuberの人気動画のサムネイルを研究してみても面白いです。場合によっては著作権フリーの写真ダウンロードサイトで見つけたりすることも良いかもしれません。
テキストをサムネイルに入れる
実に当たり前のことですが、重要です。テキストがないと動画の内容について情報を伝えることが難しいからです。シリーズで動画を制作するのであれば、その回数や毎回の内容についてデザインしていきましょう。デザインは毎回違ったものにするより、統一性も持たせたほうが良いです。
フォントを選ぶ
これは意外に無頓着な人が多いです。フォントには意味がありますし、フォントが生まれた背景を知るとどんなジャンルにはどんなフォントが合うのか分かるようになります。もちろん見やすさも大切です。オシャレなデザインを追求した結果、読みにくいフォントやサイズになってしまっては本末転倒です。基本はゴシック体になるかと思いますが、その他にも字詰や太さ、縦横比など注意すべき点はいくつもあります。最終的には「如何に素早く視聴者に伝えるか!」であることをお忘れなく。
サムネイルのブランディング
サムネイルにもブランディングは必要です。しかしそれほど難しく考える必要はありません。デザインの統一性があれば良いんです。ロゴや色使い、デザインをすることで誰でも簡単にあなたの動画を見つけてもらえるようにするために、独自のデザインルールを設けてください。
コントラスト考える
サムネイルをデザインする上で「コントラスト」は大変重要です。せっかくデザインした文字も背景と似たような色使いになってしまっては「読み辛い」文字になってしまいます。読み辛い文字は視聴者を遠ざけるので、遠くから見たり、サイズを小さくしても見やすいコントラストになるようにデザインしましょう。文字にアウトラインを入れたり、マットを敷くことで見やすくすることもできますが、その際もコントラストには注意しなければなりません。
嘘や過剰な表現などしない
いくら良いデザインのサムネイルであっても内容に嘘や過剰な表現があってはいけません。視聴者を増やすための工夫や知恵を絞るのは「正攻法」でいきましょう。卑怯な手段は瞬間的な視聴者を釣ることはできても、YouTubeチャンネルそのものの評価は下がり、信頼を失うことになります。コンテンツの中から興味を持ってもらえそうな内容を少しだけ伝えるようにテキストを考えたりしてみてください。もし、そんな内容が無いとしたら、それは残念ながらコンテンツが面白くないということになります。動画制作の基本に立ち返り、企画書作成からやり直しましょう。
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