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社史を映像化して次世代に残しましょう
企業の周年記念事業のひとつに社史編さんを行なうことが多いと思います。会社の歴史をまとめるのはテキストと写真が中心で、それを編集印刷し冊子として完成するまでに長い年月と予算を投じることになります。しかしここ最近は、冊子だけでなく、ホームページや映像、CI(会社のロゴなどデザイン)の刷新も一緒に取り組まれる企業が増えてきました。本に残るのも嬉しいですが、映像に残しておくのも大変に価値があります。しかも、映像化する際には冊子と同様社史編さんのチームを編成して歴史を紐解かねばなりません。周年記念事業で社史を製作するのであれば、映像化することも同時に行なうことで更に魅力的な会社の資産が効率的に増えることになります。映像はインターネット上でも簡単に見ることが出来ますので、会社の紹介・案内をするには大変便利なツールです。また紙と違い、印刷のやり直しといった修正案件にも柔軟に対応が可能です。映像をインターネット上で用意すれば、ホームページやSNSなど多岐にわたり展開することが可能となり紙媒体よりも利便性が高いソースとなります。
動画は就活の必須ツール
今では、就活に動画が欠かせない時代となりました。それまではパンフレットやチラシなど「紙」が主体の活動であった就活も今は、学生さんたちはネットで会社を検索し、関連の動画をチェックしています。もし、ホームページが時代遅れのものであったり、動画すらない企業であったら学生たちはどう思うでしょうか?「時代遅れの会社かな?」「新しいことに取り組めない会社かな?」「保守的な会社だと入社してから大変そうだぞ」などと考える傾向は否めません。事実、学生が会社を決める前に動画をチェックすることは当たり前になりつつあります。
採用動画を7割の学生が見ている
ある企業が就職活動生を対象に「就職活動におけるスマートフォンの活用と採用動画視聴に関するアンケート調査」を行ったところ、就活時のスマートフォン利用時間は、2時間以下が最多でした。そして、普段のスマートフォン活用目的は「SNS」、就活時は「情報検索」で利用。映像・動画に関しては、採用動画を見たことがある就活生は7割超。そのうち採用動画を見たことがある就活生の半数が、企業ホームページで視聴しています。また、動画視聴により6割の就活生が志望度上昇、「動画があったほうが良い」と回答した就活生は7割を超えているのです。動画が就活生に与える影響はかなり大きいと言わざるを得ません。
この調査には就活中がその経験がある20年卒か21年卒の大学生340人を対象に行なわれています。全国の就活生は40万人規模と言われているので、抽出率は高くないですし、地域差もあると思われるので(調査では学生の住んでいる地域は公開されていません)一概にこれが正解とは言えないかも知れませんが、大変参考になる数字に変わりはありません。
今どきの学生たちは企業ホームページやYouTubeで動画を視聴することが当たり前となってきていて、その数も年々増加しています。ネットで検索するついでに動画もあれば見る。そんなスタイルが定着しつつあるというわけです。
動画が企業印象をアップする
そんな中で、やはり動画に力をいれて企業活動を行っている会社は「好印象」になりやすいことになります。しかしそこには落とし穴もあって、そこを履き違えるとかえって悪い印象を与えることになります。つまり、動画は「面白い」「しっかり作られている」「わかりやすい」「予算がかけられている」など、興味を持ってもらえる作りをしっかりとやっているかどうかが大切なのです。それはそうです。つまらない動画をダラダラ見せられるのは苦痛そのもの。今後の採用活動でも動画が必須ツールとなり、なおかつそのクオリティーも求められていくことでしょう。
社史動画もツールのひとつに
社史動画についても同様です。会社の歴史を動画にまとめるのは実に時間のかかる大変な作業です。情報量が多く、詰め込みすぎると面白みがなくなり、かといって面白さばかり追求すると会社の歴史がおろそかに。一旦作り上げた動画はおそらく何年も使われることになります。何千回、何万回と再生される動画はパンフレットやホームページのように会社の顔となるツール。消費税が10%となり、なかなか予算が避けない現状もあるかもしれませんが、企業のことをよりよく知ってもらう活動も無くすわけにはいきません。社史の映像化には、弊社のようにドキュメンタリーを専門とする会社は得意中の得意です。ぜひお声がけください。