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人間としての尊厳を忘れずに
先日中国の友人からの依頼で「名古屋出入管理局在留管理局」へ出かけました。
当然のことですが外国の人々であふれていました。2時間ほどでしたが言葉も肌の色も千差万別で日本人ばかりの空間にはないエネルギーや力強さを感じ、これらの人々が日本社会を支えてくれているのだ、と感謝の気持ちがいっぱいでした。
そしてその翌日、朝日新聞が実施した外国人向けのアンケート結果を読んでガックリです。
外国人、とりわけベトナム語での回答には、憧れの日本への失望感にあふれていた、とあります。
「差別され人間としての権利や尊厳を奪われた」「ひどい会社に入ってもビザの関係で他社に移れず、残業代もでなく、高い家賃や食費をとられ何も残りません」「職場でケガをしても病院にも連れて行ってくれなくて指が曲がったままです」「職場では日本人の同僚からいつもイジメられます」「社長は王様、それも暴君です。私たちの意見は何も聞きません」・・・・・。
外国人、とりわけ語学に強くて優秀な人材が多いベトナム人はこのままでは他国へ出稼ぎに行って日本には来なくなるでしょう。それでは日本に明日はありません。政府も官僚もそしてなにより我われ国民はそのことを理解しなければ日本の明日は本当に暗いのですよ。