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新聞が退廃していく危機です
みなさん「社会の木鐸」ってことば知っていますか?
「世人に警告を発し教え導く人」―大辞林―新聞の役目と言われる「社会の木鐸」のいわれです。
先日家族にも国家賠償の判決がでたハンセン病患者に対する隔離政策や避妊手術への差別に対する問題が報道されていましたね。私はその報道内容や仕方に納得できず図書館で古い新聞をマイクロフイルムで研究してきました。
すると、1948年6月30日に衆議院で全会一致で旧優生保護法が成立した時、それも当時の野党社会党議員からの提議でしたが、そのことは当時のどの新聞も記事にしていませんでした。それ以後も、マスコミはその差別の不当さや間違いに対し正しい警告を発して来なかったのです。間違った法案や社会の認識を糺してこなかったのです。(法案についてなどは被害者の出版物で確認しました)
長年この問題に正面か向き合い解決してこなかった政府、国会そしてわれわれ国民も大いに反省すべきではありますが、私のような一市民にとってはやはりマスコミの報道が重要です。今回の報道される記事にはそれへの反省が見えていません。
皆さんはどう思いますか?