株主総会に映像を使用する時代

株主総会に映像を使用する時代

MVJコラム

大手製造メーカー様の株主総会用映像制作を担当いたしました。こちらは株主総会の開催前に流される待受動画になります。再生時間は30分程。年度内に制作されたコマーシャルの上映や、会社の様々な社会奉仕活動やスポーツ活動などあまり強く主張せずにさらりと見ていただけるトーンで作成いたしました。

近頃では動画が企業活動の中に普通に入り込んできています。これまでペーパーだったものが動画へ様変わりしつつあるという印象です。株主総会自体も映像で記録し配信したり、総会で上映するためだけの映像制作も用意されています。上場企業では当たり前になってきましたが、中小企業ではどうでしょうか?そもそも株主総会すら開いていない会社も多い中で、その必要性はまだ感じないかもしれません。しかし、いずれ誰もが映像メディアを当たり前に使う時代がやってきます。個人事業主ですら名刺代わりに映像メディアを準備して営業するスタイルが浸透し始めているのですから。

日本のコンテンツ市場はやや拡大

総務省の平成30年度版 情報通信白書によれば、コンテンツ市場の動向を見ると我が国のコンテンツ市場の規模は11兆6,986億円。そのうち、映像系ソフトは6兆5,187億円と全体の55.7%を占めています。2013年以降は映像系ソフトが拡大している傾向にあり、引き続き市場は拡大する傾向にあるといえそうです。しかしながらこの市場は、「映画ソフト」「ビデオソフト」「地上テレビ番組」「衛生・CATV放送」「ゲームソフト」「ネットオリジナル」となっており、企業VPなどは含まれておりません。うーん、では企業VPに関係した数字は何かないのでしょうか?

動画広告市場は恐ろしいくらいの伸び

ひとつ分かるのは動画広告市場のデータです。こちらはスマホの伸びと合わせて成長しており、2017年の1,374億円という市場も、2023年には3,485億円に達すると予想されています。たった6年で2.5倍も成長する計算になります。そしてそのうち、スマホ向け動画広告が9割を占めるのではないかといわれています。今後、5Gへの移行を考えると手軽に動画を見ることができる時代になることを考えるとますます動画市場は伸びるだろうと予想できます。

採用活動を動画で始める中小企業が増加

中小企業においては、まず採用活動で動画制作をされる会社が急増中です。一見、高いと思われる動画制作も採用活動においてはコストパフォーマンスが上がると評判なのです。会社の雰囲気は動画の方が伝えやすいということもあり、マッチング精度がこれまでよりも上がったと評価いただいています。マッチング精度の上昇はすなわち内定辞退率の低下や離職率の低下にも繋がります。企業の人材確保を広い目で見たときに、動画による採用活動がコストパフォーマンスが高いというのはそんな理由からです。

効果的な動画を作るには

動画はなんでも良いわけではありません。パンフレットやホームページ同様に会社の顔となるメディアです。では、高品質で効果的な動画を作るにはどうしたら良いでしょうか。まずは、情報をダラダラ流さないこと。10分以上のVTRを黙ってみているのは苦痛と思ってください。通常は2〜3分程度でコンパクトに伝えたい情報をまとめて動画にします。シンプルで印象に残る動画を心がけましょう。その上で、実績のあるプロと一緒に制作するスタイルが一番安心できます。いつでも相談できる地の利も必要です。

「言葉や文字では伝わらない・・・」 “伝える” “伝わる” 映像制作の基礎知識

  • 魅力をしっかりと伝える映像の表現力
  • プロが教える映像制作のポイント

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