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企業の出来事を動画で記録する〜企業ニュースチャンネル創設のススメ
企業での動画活用が色々と話題になっています。
一番多いのが採用活動や企業紹介に動画を取り入れたいという企業さんです。動画はとりわけ若い世代に訴える必要がある機会に効果を発揮します。若い人たちはスマホ世代ですので、スマホやタブレットを使って動画を視聴することに抵抗は全くありません。むしろ、動画を積極的に見たいと思っている世代ですから響きやすいというわけです。そのため、まずは採用活動に動画を取り入れようということになり、採用活動にフォーカスした動画や使い勝手の良い会社紹介の動画を制作するようになります。
中小企業でも採用活動に動画を取り入れるのはここ数年で「必須」となりそうな勢いです。そもそも動画は情報量が圧倒的に多く、テキストや写真では伝えることのできない部分を表現できます。企業側にとっても「欲しい人材」を集めるために動画はなくてはならないツールと言えます。
動画と実際の会社のギャップ
これまでの動画制作のイメージですと、まず動画を持っている企業はありませんので、イチから作ることになります。企業が学生さんに伝えたいことを台本化して、それに合わせて撮影をしていきます。でも、その映像は普段の会社の景色とは少し違うかもしれません。なぜなら撮影用にいわば「化粧」をしている姿だからです。普段はゴミが落ちていたり、物が散乱しているところはせっせと掃除しなくてはなりません。身だしなみや服装にも細心の注意を払います。社員インタビューでも、良いことを言わなければ!と普段言ったこともない内容をしゃべるかもしれません。それはつまり「普段着」の会社ではありません。もし学生さんたちがそのビデオを見て「なんだ、ビデオと全然違うじゃん」と思ってしまったらどうでしょうか?定職率にも影響が出てくるかもしれませんし、会社の実際と乖離した映像を流すことが「話題」になってしまう可能性もあります。
企業活動を動画で残すという発想
そこで、採用活動向けの動画を作ろうとした際、大切になってくるのが動画アーカイブです。企業活動を動画で残しておけば、その素材を使って採用動画を作ることができます。映像はリアルな素材を使用することで説得力が増します。活動記録を積み重ねてアーカイブ化することが、自社のカラーや思い、熱意、思想など伝わりやすくなります。前述したように、テキストや写真では伝わらない部分を動画が補ってくれます。なかでも会社の空気感は動画でないと伝わらない部分です。
例えば、朝礼の様子、社長さんの話、会議やプレゼンの様子、イベントやレクリエーション、労働組合の活動、サークル活動など、企業では様々な活動をしています。そういたことを丁寧に撮影していくことでその会社の「真の姿」が見えてくるのです。動画の撮影は「慣れ」も重要な要素になります。いつでも動画撮影をしているような状態になれば、そのうち誰もカメラの存在を気にしなくなるでしょう。社内の整理整頓や身だしなみもそのうち普段通りで十分に綺麗な状態になるかもしれません。カメラが入ることで「ちゃんとする」ように皆が意識し始めることは大変良いことです。
会社のニュースを動画で残す
オススメしたいのは会社の出来事をニュースとしてまとめてアーカイブ化していくことです。ニュース映像は5W1Hを基本に撮影をしていきます。そして内容を1〜2分でまとめてアーカイブ化していくのです。YouTubeやVimeoで「限定公開」すれば社内向けのニュースチャンネルとして機能します。たまったニュース素材は会社案内や採用活動の動画に使用することができます。もちろん弊社のような映像制作会社で承ることもできますし、社内で撮影担当を決めてスタートしても良いでしょう。ただ、社内で誰かが撮影をする場合は一度はプロに教えてもらったほうが良いと思います。なにより、まずは始めることです。
令和時代の新しい企業活動に「ニュース動画」を是非取り入れてみてください。