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新入社員に発表の機会を
年に一度の報告会
ある会社では毎年入社1年目の社員が報告会を行っています。報告会には社長をはじめ役員や各部署の部長、新入社員の上司などが参加し、温かい目で見守り、時には優しく時には厳しく言葉をかけることもあります。
入社1年目だからこそ動画に残す
入社1年目の社員たちは4月から3月までの約1年間に学んできたことを発表します。どこの部署に配属されて、何を学んだか。また今後はどう会社に貢献していきたいか、初々しさの残る彼ら彼女らの発表に会社の重鎮も目を細めているようです。
その様子を毎年動画に残しています。
それは、
親御さんに見せたいから
ある時、社長がこう言いました。「うちの社員は遠方からも来ることがある。そのときに、親御さんたちからしてみれば、有名企業でもないうちのような会社に入社してさぞかし心配をされていることだと思う。でも、会社で元気にやっているところをDVDにして見てもらえればきっと安心してくれるはず。」
親は子供のことが心配でもわざわざ会社まで見に行くことはできません。しかし、こうして動画に撮って見せてあげることで、会社の雰囲気や、どんな上司がいるのかも含めて自分の子供がどんな表情で働いているかも一目瞭然です。
一生に一度の記録
入社1年目は一生に一度の新鮮な時期です(中途は除いていください)。家族のために撮影された動画でも、何年か経ってから本人が見返したらそれもまた何か発見があるかもしれません。その時は皆さんキラキラして報告を行っているのですから。
企業側も「社員を大切にしている」をいうメッセージを送ることができます。
周囲にも良い影響が
ある時この会社の役員の方が笑顔で私にこう言いました。「今までは発表の場で怒ることが多かったけど、ビデオを見返してからちょっと反省したんだ。それから何年か経って、今じゃほとんど怒ってないよ。」
動画に残すことでいつのまにか役員の発言にも影響を与えていたのです。これこそ、動画でなければできないことのひとつだと思います。