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働かない 働きアリも 必要です
先日ある新聞に、進化生物学者の長谷川英佑さんが「働き者のイメージがつよいアリ(蟻)ですが、余り働かないアリもいる」と書いていました。それによると、 集団の中から働く者を取り除くと「怠け者」が働くようになり、 集団の中から「怠け者」を取り除くと新たな「怠け者」がでてくる。 とのこと。
みな働いた方が当然ながら生産性は高いのに、なぜこのようなことになるのか? やはりそこにはチャンとした理由があるのです。 それは、みな一斉に仕事にとりかかる画一的な集団だと一斉に疲れ、卵を清潔に保つといった集団に致命的な仕事に空白が生じかねない。あまり仕事をしないアリもいる多様な集団の方が効率は落ちても、その集団の存続には有利なのです。余力は大事ですよ。とのことです。
これって、日本に企業文化への警告ではないですか?「働け!働け!みんな死ぬまで働け!」余り働かない!怠けている!人を見かけたら、チョット視点を変えて見てみては? 会社が危機になったとき!新市場が必要になったとき!新製品が出なくなったとき! それらの「怠け者さん達」が救ってくれるかも!