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SONY NP-F970/F960 互換バッテリーをテストしてみた
映像制作をしている際に結構悩まされるのがバッテリーです。メーカー各社から出ているバッテリーはどれも高価なので、おいそれと余裕を持って予備バッテリーまで買うことはできません。そこで活躍するのが互換バッテリー。中国製を始めとして様々なバッテリーが売られています。しかし、いくら値段が安くても使えなかったら話になりません。企業VPやドキュメンタリー番組のロケなどで、現場で時間が無いときにバッテリーを挿して動き回ることもあるのですが、そんなときにバッテリーすぐに切れてしまうとかなり焦ります。ACも用意はしているのですが、ケーブルだらけになるのでできるだけスッキリとしたいものです。
そこで、今回は互換バッテリー数種類を同じLED照明を使ってテストしてみました。LED照明は少し古いものですが、
Yongnuo YN-900 LEDビデオライト 出力54W です。使用したバッテリーは、
の3種類。下の写真の照明で右から、ノーブランド、EDOGAWA、ロワジャパンの順です。まず消えたのは、
一番右のノーブランドバッテリーでした。時間はなんと、
え?3分15秒?というまさかの結果になりました。実はこのノーブランドバッテリー、値段は一番安いのですが、不良品率がかなり高いです。しばらく良くても数回使用しただけで不良品になるものも多数。私はこれまでに数十本購入しましたが、ほぼ生き残っていません。現場に出て、バッテリーがすぐ切れる度に廃棄してきましたが、今回の実験で使用した、このノーブランドバッテリーが最後の2つとなりました。合掌。
ちなみに、残電圧を見てみると、
どっちも残っているようなのですが、照明は切れてしまいました。どういうことなのでしょうか?(テスターの使い方が間違っていたらゴメンナサイ)ま、いずれにしても使えないのはどうしようもありません。これ、廃棄処分決定ですね。
続きまして、切れたのは真ん中の照明でした。気になる時間はというと、
それなりにまともな時間が出ました。1時間39分!大体2時間が目安かと考えていましたので、悪い数字ではないと思います。
バッテリーはロワジャパンのものでした。中国企業ですが、日本法人もあるということで、今回の結果を受けて信頼度がアップしました。そして、一番最後まで照明がついていたのは、EDOGAWAでした。
さらに20分ほど長くついていました。
やるな!EDOGAWA! というわけで、今回の結果では、ノーブランドはいくら安くても買わないほうが懸命だということです。多少高くてもロワジャパンやEDOGAWAにしたいですね。といっても、純正のソニーバッテリーの値段を考えれば、とんでもなく安い値段です。1/4とか1/5の値段ですから。
ちなみに、ノーブランドバッテリーだけバッテリー容量が7700mAhで他のものは6600mAhでした。数字的にお得感を出し、なおかつ値段が安いというのでかなりの人が飛びついている様子が伺えます(自分も含めて!)。
バッテリーは、ソニー製ですと他にもBP-Uシリーズがあるのですが、こちらは互換バッテリーが少ないです。Amazonでは互換バッテリーでも高級なものしかありません。Ali-Express でもちょっと怪しげなバッテリーがありますが、こちらは注文してから10日以上はかかりますので、また機会があればご紹介しようと思います。
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