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空撮用ドローンで工場の点検ができる
産業用ドローンが注目を集める昨今ですが、中でも空撮用ドローンの活躍は目覚ましいものがあります。産業用というと、空撮用ドローンの他にも「建設現場・測量用ドローン」「検査・点検・監視用ドローン」「農業用ドローン」「捜索・救援活動・災害支援活動用ドローン」「物資運搬用ドローン」「防犯・警備・追跡用ドローン」「害鳥・害獣対策用ドローン」「対ドローン用ドローン」などがあります。この中で、点検に使用したいドローンは空撮用ドローンでも十分に補える場合もありますのでご紹介しましょう。
製造業関連の工場では高さが10メートルくらいのところもありまして、そうした場合、雨樋の点検などかなり億劫ではないでしょうか。業者さんに頼んで足場を組み点検作業となると何日もかかるかと思います。工場が広ければそれなりに時間もかかりますので、予算も随分とかかってしまいます。そんな時、ドローンで工場をぐるりと飛ばしながら写真撮影することで簡単な点検ならできてしまうんです。DJI Phantom4クラス以降の機体であれば、4Kカメラを搭載していますので、解像度も横幅4,000ピクセル程度はあります。これくらいの解像度があれば、写真をアップにして細かなところもかなり確認することができます。工場を1周してもだいたい30分以内には終わりますので、バッテリー交換なしの1回のフライトで十分間に合うでしょう。
また、雨樋以外でも、屋根や煙突の確認や、高所で確認しずらい場所は空撮用ドローンで写真を撮ってチェックすることができます。天候による撮影の可否はありますが、お手軽に点検できることを考えれば足場を組むよりは断然ドローンのほうが便利です。さらに、時間があればそのまま空撮をお願いすることもできます。工場全体の俯瞰映像や写真を撮っておけば、会社案内動画やパンフレット作成などに役立ちます。
ただし、自分たちでやろうとするには少々難しい面も。例えば、工場が住宅密集地(DID)に指定されている場合、無許可でフライトすることはできません。その場合は事前に撮影許可申請を該当航空局に申請せねばならず、かなり面倒です。ドローンを保有している映像制作会社であれば、全国包括許可申請を済ませているところがありますので、その場合は個別に申請しなくてもフライトが可能です。他にもフライトの安全基準を満たした上でフライトすることが今では常識となっていますので、ホビー用のドローンを飛ばすような感覚で使用されない様お気をつけください。
映像制作で活躍するドローンですが、こうした人間の目が届きにくい工場の雨樋や屋根などの点検にも活用することができます。点検のついでに外観撮影もよし、撮影のついでに点検フライトをするもよし。弊社ではいずれも特に割増料金はいただきません。お気軽にお声がけください。