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ドローンで自社工場を撮影したかったら
会社の工場を空から撮影したい、と考えた場合、以前でしたらセスナ機やヘリコプターから撮影をするために航空会社に依頼することが普通だったかと思います。しかし、昨今はドローン技術が発達したおかげで比較的簡単に空撮ができるようになりました。中には会社でドローンを購入して、従業員がドローンを操作し撮影を行うことも増えてきているようです。そこで、工場の空撮を行う場合に知っておきたいことをまとめてみます。ドローン購入や撮影をお考えの際に参考になればと思います。
機材の購入
まず、ドローンを購入する場合、何を買うべきかという問題があります。今回の場合、撮影を目的としていますので、それなりのスペックを求めたいところです。安心なのはなんといってもドローンのナンバーワン・ブランドであるDJIの製品でしょう。最新のMAVIC2Proなら税込み194,000円。1インチCMOSセンサーを搭載した一般向けドローンのフラッグシップ機で、高画質の映像撮影が可能です。フライトの安全性能も業界最高水準ですので安心です。
ドローン飛行練習
ドローンを手に入れたら、操縦技術を学ばねばなりません。飛行させることはそれほど難しくはありませんが、何も知らずに飛ばしてしまっては、いざ何か起きた時に対応することができません。安全を確保するためにもドローンの仕組みを知り、操縦技術を磨くことは大変重要です。飛行練習はどこでもできるわけではありません。ドローンを飛ばすには航空法を遵守しなくてはいけませんので、以下にそのNG項目をご紹介します。
- 200グラム以上の機体
- 人工密集地(DID地区)
- 30m以内に人がいる
- 目視できない場所の飛行
- 空港周辺
- 夜間飛行
- 物を運んだり落下させる
- イベント会場
航空法以外にも、気をつけなければならないことがあります。
- プライバシーの侵害
- 騒音
- 電柱や電線
- 土地の管理者や所有者の許可
- 道路上は飛行禁止
- 警察への事前連絡
- 天気(雨と風の影響)
以上の全てをクリアして飛行をするというのは大変面倒です。航空法以外にも、道路交通法や民法などドローン飛行には様々な法律が関わってくることを知っておく必要があります。
簡単にドローンを飛ばす方法
ただし、これらを簡単にクリアする方法もあります。それは、自分の敷地内にある屋内(周囲が壁に囲まれている施設で飛行すること。もしくはドローンの練習場や教習場でフライトすることです。航空局への飛行許可申請を行う際には操縦者の飛行経験時間が10時間以上必要となりますので、それまではしっかりと安全を確保できる場所で練習をするように心がけたいところです。
最近ではドローン教習所も増えてきて、車の教習所もドローン教習を取り入れるところが登場しはじめました。今後は車などのように免許制になる日も近いのではないでしょうか。現状では民間が発行する免許しかありませんので、そういった免許を取得しても特に効力があるわけではありませんの注意が必要です。
こうした現状を踏まえると、自分たちでドローンを購入して空撮を行うことが存外敷居が高いとお気づきになるかと思います。そんな場合は、迷わず業者に依頼してください。弊社でしたら、DJIの機体を保有しており、全国包括飛行許可申請取得済みです。映像のプロでドローン飛行経験豊富なオペレーターが担当いたします。