動画丸投げの落とし穴!【失敗しない動画制作会社の選び方~後編】

動画丸投げの落とし穴!【失敗しない動画制作会社の選び方~後編】

MVJコラム

こんにちは。株式会社モーションビジュアルジャパンです。もう振り返ってみれば、2021年もあとわずか。今年もホントにコロナウイルスに翻弄された方も少なくないのではないでしょうか。生活様式も働く人々の価値観も、大きく様変わりした今、動画制作の意味も大きな転換期に差し掛かっています。というのも、コロナに差しかかった頃から、多くの映像制作会社が新規参入してきています。勿論、中には元々志を持って参入してきている業者もあります。しかし、そうでなく単に「儲かりそう」、「機材さえ備えれば何とかなるだろう」という安直な考えのもと参入している映像制作会社も少なくありません。そのため、これから映像制作会社へ依頼するのであれば、依頼先の企業がどれくらいのスキルを持っているのかを見極めていく必要があるわけです。

よく検索されているワードは?

皆さんが映像制作会社へ依頼をしようとした場合には、どのようなワードで検索されるでしょうか? 具体的には、皆さんが気になるワードとしては、以下のようなものがあると思います。

・映像制作会社 安い
・映像制作会社 地名
・映像制作会社 料金説明
・映像制作会社 実績

他にも、マニアックなところでは「ライブ配信」「ドローン撮影対応」「丸投げ」というワードで検索することもできるようです。

特に、ライブ配信などは、昨今のコロナ禍において全社会議などでも活用されているようなので、非常にニーズが高まっているようですね。ドローン撮影も同様に、上空から撮影することでよりプロフェッショナル感のある動画を撮りたいということでしょう。しかしながら、こちらのドローン撮影というのは、かなりレッドオーシャンです。手に持って撮影するカメラとは大きく異なり、ドローンは空を飛ぶことであらゆる制限がかかります。航空法・所有権・道路交通法・プライバシー権などなど。実際には、個別でお願いするよりも映像制作会社と抱き合わせで発注するのが現実的ですね。

次に丸投げとはどういうことでしょうか?

動画制作の流れである企画・撮影・編集、リリースまでの一連の流れを全て外注でお任せすることです。特に、まだ映像制作に知見がなかったりする企業の場合、ニーズは高いと思われます。しかし問題は、制作会社に依頼をすれば、全てうまくいくと考えている場合。そういう会社の場合、そもそも映像に知見がないからこそ一つ一つの工程を詳しく確認し、依頼する側、制作する側双方の認識確認が必要なのですが、それをすっ飛ばしてしまうことが起こりかねない。例えば、映像制作を知らなければ知っている知識で「ガイアの夜明けみたいな動画を作ってほしい」という依頼を出したとします。すると、実際にそのような動画を作ろうと思ったら、100万単位のお金を請求されてしまう・・・なんてことも。それで希望通りのものができればまだ良い方。予算も高く、希望通りの映像が出てこないとなれば、もはや頭を抱えてしまう事態になるでしょう。基本的にはじめて動画制作会社を依頼する場合には、しっかりと綿密なヒアリングと打ち合わせをしてくれる、「丸投げ」でない会社を選ぶ方が賢明と思います。

選ぶべき会社のポイント(前回までの確認)

次に、前回「実績と料金だけじゃない!【失敗しない動画制作会社の選び方~前編】」での内容をおさらいをしていきます。どれだけたくさんの映像制作会社を見つけられても、「皆様のニーズに合致した動画を作ってくれる映像制作会社」でなければ、意味がないからです。

・実績の確認(その実績には、どれだけの関わり方をしているのか)。
・誰が作るかの確認。
・目的を意識した打ち合わせを行ってもらえるかどうか(理想は、打ち合わせに、今回の企画を実際にディレクションする人が同席している)。

・料金が表示されている

実績が確認できる映像制作会社の検索方法は?
正直、どういう検索の仕方をしていたとしても、本当に色んな比較サイトが千差万別のことを言っていて、もはやワケがわかりません。上記の検索ワードを調べてもどこの企業だって良いことやたくさんの実績が出されていますよね。

良い動画制作会社の見極め方

自社内で方向性をしっかり定めておく。

一口に「良い映像制作会社」と言っても、肝は「決められた予算の中で、コスパよく、求めていた動画を制作してくれる会社」です。極端な話、どれだけ実績があってクオリティが高く美しい動画を提出されても、「決められた予算をオーバーし、求めているものと全然違う動画」
だった場合はクレーム案件ですよね。

そのため、まずは映像制作会社を検討する前の下準備として、以下の調整をしておきましょう。

・予算(多少余裕は持たせておきましょう)
・目的(誰を対象に、何を伝えたい動画なのか)
・テイスト(どういう動画にしたいのか)
・期限

実際に映像制作会社を検索してみよう!

映像制作会社は、マーケティングにも通じているわけですので、どの企業のホームページを観ても、本当に見栄えのいいものとなっていることが多いです。検索条件を絞るだけではなく、映像制作会社のホームページのどこを見たら良いかをお伝えします。

まずは、やはり実績です。どんな企業の、どんな動画を撮影しているのか。その動画は、自社内で求めていた動画のイメージと合致する作品はあるか。そこになかったとしても、問い合わせて、近いイメージの作品を出してもらえることもあります。

他には、実際に発注した場合にはどのような流れで制作が行われるのか、細かく丁寧に記載されている会社であれば良心的ですし、ミスマッチも防げます。また、ホームページ上で細かく映像制作の流れが説明されている場合、後から出てくる見積もりも内訳が詳細なものとなる傾向があります。

最後に、ぜひその会社が公開しているブログもぜひご確認ください。そのブログには、会社の意見として、映像制作にまつわる技術や豆知識などが詰め込まれている場合があります。また、実績という一種自己PR的なものとは違って、その会社の根本的な文化や映像制作に対する思いなどが盛り込まれている可能性があります。この部分が意外と大事だと思います。何故なら、最終的には、ホームページから問い合わせ、打ち合わせを行うことになります。その際「やはり担当者と話が合わない」といったことにならないようある程度のスクリーニングをかけることができるからです。

いかがでしたでしょうか? 今回のブログは2週にわたって「失敗しない映像制作会社の選び方」というテーマでお伝えしました。ぜひ、参考にしていただけたらとおもいます。

 

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