ドキュメンタリー動画のコツ「常にテーマを意識する」

ドキュメンタリー動画のコツ「常にテーマを意識する」

MVJコラム

撮影しているとき一番避けたいのは

「とりあえず」症候群。

とにかくなんでも暇つぶし的に
とりあえず後先考えずに撮影してしまう
いわゆるダラダラ撮影です。

これは撮影のテーマを明確にすると解決できる問題です。効率よく撮影したい!と思われている方は是非参考にしていただきたいと思います。

例えば運動会の撮影ならテーマは何?

「運動会!」
・・・ ・・・ ・・・

まぁ、そうですねけどね。ボケるのはやめましょう(笑)
「運動会」
とは番組名であってテーマではないのです。
「運動会」はシリーズで、
一人の子供なら小学校時代に6回ありますね。
その6回シリーズを毎回どういう切り口でみせるのか?
それがテーマというものです。

そう、「切り口」です。

別に6回分まとめて考えておく必要などありません。
事前に企画を立ててしまうのはその時になると違和感を感じることも多いので。
撮影中は目の前に起こる出来事に、
できれば臨機応変に対応できる余裕を持っていたいものです。

一度自分の中でプランを決めてしまうと
今度はそれを変えたくなくなってしまうから、
テーマは決めるものの「絶対」ではないことを意識してください。
これはテレビ番組でもあることですが、
過度の演出は周りに迷惑をかけます。
テーマは必要だががんじがらめにはしないほうがよいでしょう。

テーマは大切ですが、
テーマに縛られてはいけません。
毎年運動会直前に頭の中でその年のテーマを考えておけば十分でしょう。

運動会の主人公は子供です。
その子供もその年の運動会は人生の中で
一度きりしかありません。
だからテーマは毎回違っているほうが楽しいですね。

例えば運動会撮影で一番マンネリ化しそうな
小学校4年生はどんなテーマで臨む?

過去3年間の小学校運動会を省みて考えるわけです。

「苦手な器械体操を克服」
なのか
「徒競走で1番目指す」
なのか
「親子競技に奮闘」
なのか。

何も考えていないからダラダラ撮影してしまうわけで、
これがマンネリ化するとせっかく撮影したのに
後で一度も見られることのない「お蔵入りビデオ」となります。
これを避けるためにも是非テーマを考えながら撮影したいですね。

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