師から学び身に染みた守、破、離

師から学び身に染みた守、破、離

MVJコラム

上司の急病で33歳で経理・総務の現場責任者に任命されました。

勿論、上には社長や担当取締役がおられましたが、先輩たちや他部署の人々といい関係を築き会社を発展させるにはどうすべきか?を真剣に悩みました。

そこで人生の「師」を求め当時住んでいた京都市中の弓道場を1か所2時間ぐらいかけて見学にいきました。

その中で、これだ!と思った先生、まさに「師」に出会いました。時の審正館館長、故中川慎之藩士先生です。

事情を伝えると、先生は「射は仁の道なり。射は正しきを己に求む」から始まり「弓道は立ち禅です。禅の修行のつもりでやればなにか見えてきます」と最初にしては長いお話を正座し11月の寒風の道場で拝聴いたしました。

それから毎日仕事が終われば道場へ直行し拭き掃除、的貼り等々の下働き。

3年間の修行で学んだのは、いかなる時も丹田に力を入れ慌てない。最初は先生の言う通りヤル(守)、次は自分なりの弓道に挑戦(破)、そしてある程度自信がつけば齊藤流の確立(離)です。

社会も会社も人生も「守、破、離」の繰り返しだと思います。

私は「師」から学び身に染みた教えのお陰で自らに恥じない人生を送ることができました。

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