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株主重視では社員は疲弊する
先日最近何かと話題になるヤマト運輸のある支店へ調査に行ってまいりました。
私は以前からヤマトさんが好きで応援しています。創始者の小倉昌男氏の講演やセミナーを何度も拝聴しました。また1998年銀座に障がい者の働くパン屋さんをオープンされた時は見学し感動しました。数年後私のワシントンDC時代の同級生がパン工場で働くことになったこともあり、小倉さんの経営方針には敬服していました。
でも最近は失望です。サービス残業、未払賃金、果ては過剰請求…。
調査に対応して頂いた50代後半の男性社員は「30年働いていますが、今日の経営者は株価や株主のご意向ばかりで社員をみていません。これでは社員はヤル気をなくし去っていきます」とのことでした。
宅急便は物流の最後を担う非常に重要なものです。いくらネットが発達しても配達する人が居なくては経済は回りません。
上場企業が株主の意向に配慮するのは理解できますが、社員の幸せなくして企業の存続はありません。